- 企業規模
- 100名-300名
明治44年の創業以来、化学品専門商社として関西を基点に多岐にわたる原材料、製品、製造装置などを取り扱ってこられた小池産業株式会社様。仕入先や得意先にとって有益となる商品や知識をスピード感を持って提供し続けるために、より一層の業務効率化とリソースの最大化が必要でした。今回は、Sotasデータベースを導入した背景とその効果について、同社樹脂・機能材グループ グループマネージャーの平井 直史執行役員にうかがいました。インタビュアーはSotasの吉元です。
課題・導入背景:メンバーのポテンシャルを最大化したい
質問① 導入に至るまでの課題や背景についてお聞かせください
平井様:最初は昨年5月の展示会がきっかけでしたね。”化学のデータベース”という言葉に興味を持ちました。と言うのも私たち商社は、お客様や仕入れ先様とのやりとりの中から勉強させて頂き、情報を頂きつつ、国内や海外の情報にもアンテナを張って追いかけて、お客様のソリューションとなり得る情報を広く深く集めていくわけですが、当然一人一人ができることには限界があります。しかしながら、昨今の化学業界を取り巻く環境の変化もあり、お客様のご要望は多様化しています。メンバーそれぞれがスピード感を持ってお客様のご要望に対応するためにも、何らか工夫が必要であると考えていました。
また当社は複数拠点があるため、拠点ごとの得手不得手、情報量やその内容に差がありました。営業メンバーが使う情報は、共有サーバーでのフォルダ管理をしていますが、個人で管理してしまい、共有できていないこともあります。必要な情報が不足している場合には、各々が知り合いのメーカーに聞いて解決…これでは二度手間ですし、社内の知見も溜まりにくいことに課題を感じていました。
吉元:一人ひとりは良くても全体で見ると無駄も多い。せっかくの財産(情報)が活かし切れていないのは勿体無いですし、事業創出の機会損失にもなりかねませんよね。
平井様:社内の情報をうまくまとめて最適化すること、そして国内海外の新しい情報を得るためのツールとして活用できないかと検討を始めました。
Sotasデータベースに決めた理由:メンバーの知識や知見も広がる、溜めていける
質問② Sotasデータベースを選んだ決め手は?
平井様:最初の商談で実際のSotasデータベースを見て、これはなかなか玄人好みのマニアックな内容だなと(笑)たとえば企業検索の項目など、かなりの細かさと情報量で驚きましたね。正直これを自分たちで集めきるのは難しいだろうと感じました。実際、導入後にお客様に「こんな成形できるところ知らへん?」と聞かれた際に、Sotasデータベースで検索して、お伝えできたこともありました。このスピード感は、個別で検索していると到底叶わないものかと思います。
社内の情報をまとめるという課題については、自社で取り扱いのある材料をSotasデータベースにインポートし、海外品との比較などで活用したいと考えました。自社取り扱い材料のデータベースとしても活用できますし、まだ取り扱いしていない材料と比較できるのは便利だと感じました。そして何より、メンバーの知識や知見も広がる、これが一番かと思っています。データに書き込みができるメモ機能も良いですね。メンバー全員で書き込むことによって、積極的な情報共有も進むと考えます。その結果、自社だけのオンリーワンなデータベースにできるのではと、楽しみにしていますよ。
吉元:Sotasデータベースに元々入っているデータは汎用的なものですが、そこに御社の財産とも言うべき知見を入れ込むことで、カタログではなく自社のデータベースとして活用いただけると考えていますので、ぜひフルにご活用頂きたいです。
今後の利活用:各拠点一丸となって、唯一無二の自社データベースに
質問③ 今後の利活用についてお聞かせください
平井様:各拠点一丸となって、唯一無二の自社データベースを作りあげていきたいですね。ここはチームとして、デジタルをフル活用して取り組んでいくべきだと感じています。私の若い頃とは違い、今はそういう時代だなと。チームとして全体のポテンシャルを引き上げて、お客様のご要望にスピード感を持って応えていきたいですね。今日もたくさん要望申し上げましたが(笑)期待しています。
吉元:ありがとうございます!小池産業様からご教示いただいた内容は、Sotasにとって非常に気づきの多い貴重な内容でした。このようにご意見をいただけることは大変ありがたいです。お客様のお声を聞きながら、使い勝手も向上させつつ、データの量と質もどんどん変化させていきます。ぜひご期待いただき、今後も色々とお聞かせください。
今後も仕入先様や得意先様にとって有益となる商品、知識、技術力、サービス、スピードの融合と一層の向上を目指してまいります。